居抜きを活用するだけで初期費用を大幅に安くすることが可能になります。このおかげで飲食店経営者は多店舗展開も非常にしやすい環境になってきているかと思います。また将来飲食店を経営してみたいという人にも敷居を低くしてくれるものだと思います。もし新規でお店を立ち上げたらかなりお金がかかるは想像できるかと思います。厨房機器からなにから何までそろえると物件以外でも200万円以上かかってしまいます。
さらに不動産会社に敷金と保証金を払ってしまうと単純計算でも500万円は超えてしまいます。このご時勢で現金を500万円以上ポンッって出せる方は少ないかと思います。もし居抜き物件を活用しなければ多くの方が銀行から融資を受けて飲食店経営をしなければいけないでしょう。銀行から融資を受けた方はご存知かと思いますが、長期の借り入れで借りてしまいますと本当に多額の利子を支払わなければいけなくなってしまいます。たったの年間3パーセントといっても1000万円の融資を受ければ初年度は30万円もの利子を支払わなければいけません。飲食店経営はそもそも利益率が高くない商売でもあるにも関わらずこの30万円の利子を支払うことはいかに利益を圧迫しているかがわかるかと思います。もし飲食店経営が悪化してしまうと残るのは借金だけです。万が一のリスクヘッジを考えるとできるだけ借金をしないに越したことはありません。
私なら全額自己資本で行いたいと思います。そのリスクヘッジを実現するためにも居抜き物件で中古の厨房機器を譲り受けるのは得策かと思います。ひとつひとつ点検をおこなって使えるかどうかを確認さえすれば居抜き物件でも立派な飲食店になります。是非とも皆さんも参考にして頂ければと思います。