飲食店経営で一番最初に始めるのは資金計画ではないでしょうか?物件を押さえるのにかかるお金がいくらで、厨房機器でいくら、アルバイトを数名採用するのに採用コストでいくら、チラシを1000枚印刷するのいくらといったように全て初期費用としていくらかかるのかという計算をするものです。そして初期費用のみならず毎月かかる固定費の計算もしなければいけません。固定費は基本的には人件費と家賃が大半を占めます。
変動費は原材料です。これらの支出予定管理を行って予想の売上を立てていきます。客単価がいくらで何人来客が見込めるといったようにできるだ細かく数字を落とし込んでいきます。
この資金計画を厳密に行えば行うほど毎月のキャッシュフローで困ることは少なくなるかと思います。さてこの資金計画を作成しているときにどうしても目がいってしまうのが初期費用の部分です。ラーメン屋1軒開業するだけでも500万円はかかるのはざらです。1杯1000円にも満たない商品を何杯売れば投資した金額は回収できるのかと計算すると本当に気の遠くなる期間になってしまいます。経営者であればできるだけこの投資回収期間を短くしたいと考えるのが普通かと思います。この投資回収期間を短くするのにはとにかく毎月しっかりと儲ける、若しくは初期費用を抑えるのほかはありません。自助努力で確実に成果を出すことができるのは後者の初期費用を抑えるということです。それではいったいどうすれば初期費用を抑えることができるのでしょうか?答えは居抜き物件を活用することです。
居抜き物件を活用することによって以前のオーナーから造作譲渡を引き継ぎ安く厨房機器等を手に入れることができるのです。またお金を節約できるだけでなく、出店するまでの時間も短縮することができます。そのため開店準備にかかるお金も圧縮できるのです。本当に居抜き物件は飲食店経営者の味方ですよね。皆さんも是非とも利用して下さいね。