居抜き体験談 とんかつ屋後編

居抜き物件活用研究所

居抜きを利用して初期費用を大幅に抑えることができたこと以外にも嬉しい誤算がありました。それは以前こちらのお店の常連客が来店してくれたのです。既存のお客様が居抜き物件を活用することによって獲得できるというのは本当に大きいですよね。もしこれが自分で新規オープンしたことを多くの人に告知をしようとすると多くの時間とコストがかかってしまうかと思います。

私も以前働いていたとんかつ屋でキャッチの仕事も行っていたのですが1時間仕事をしても3人程しかお客様を獲得することができませんでした。またなかなかチラシ配りを行ってもうまく集客ができないことを経験しておりますので、既存のお客様が来てくれる事は本当にありがたいことだと思います。インターネット広告などを活用しても1か月で数万円も取られてしまいますので、無料で既存のお客様が獲得できることは経営者にとってはありがたい誤算と言わざるをえないかと思います。さて、これから居抜き物件を活用して飲食店経営をしたい方に、どのようにして居抜き物件を選定すればいいかということをご紹介をしたいと思います。まず最も重要なのは立地です。その立地の特性を把握して通行人の客層を理解しなければいけません。

そして厨房機器なども実際に使える状態にあるのかどうなのかを確認する必要性があります。厨房機器の中には購入したものではなくてリース資産のものもありますのでここは必ずチェックをしなければいけません。リース資産の場合にはリース期間の間リース代を支払わなければいけませんので、そこの部分のコストを自分で負担をしなければいけません。それではこのチェックポイント中心に最適な居抜き物件を選んで頂ければと思います。